スープジャーにも乾しいたけだし/7月7日は乾しいたけの日エッセイ
こんにちは。富士山のふもとに暮らす、静岡のだしソムリエ認定講師の 鳥居 つぐよです。
暦の上では春。我が家の河津桜のつぼみも膨らんできています。ですがあと少し、寒さとのお付き合いは続きそうですね。
そして春を待つ我が家の受験生(笑)
この時期のお弁当は、スープジャーに汁物を持っていきます。学校は寒いので、温かいものがあるととても喜びます。私といえば、今朝は何を作ろうか、はたまた何の だし にしようか、布団を出る前から、そんなことを考えながら起きる毎日です。
みそ汁には、かつお節の だし を使うことが多いのですが、スープの日には、ベースに昆布やトマト、鶏の だし を使うことが多いです。
そして忘れてはいけないのが 乾しいたけ☆
相性の良い 昆布と乾しいたは、前の晩から水につけておくのが理想的なのですが、朝からでも工夫次第で上手にうまみを抽出することができますよ。
乾しいたけはカットしたものを使用。そのまま具にもなるので、ちょっと多めに入れても大丈夫です!
気をつけてほしいのがそれぞれの抽出温度。
昆布は70度以上になるとヌメリが出てしまうので、その前に取り出します。
その後85度位の温度で他の具材と乾しいたけを一緒に煮込み、乾しいたけのうまみをゆっくり目に抽出。
すると少しの工夫で、化学調味料を使わなくても、ベースに奥行きのある味わいを実現することができます☆
中温の魅力で、だしにも具材にもなる乾しいたけを、ぜひ上手に使いこなしてみてくださいね☆
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■文章:鳥居 嗣代
(だしみらい・今村さんちの香りしいたけ)
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