家康の護衛のおかげだった?焼津の鰹とかつお節

今村さんちの香りしいたけ 店長つぐりん

2019年05月04日 21:05

こんにちは。

「だし」「しいたけ」の活かし方ならおまかせ♪

鳥居 嗣代(つぐよ)です。


初ガツオの季節ですね


私の住む静岡県では、焼津港がカツオの漁獲量では有名です。
(※平成29年における全国のかつおの漁獲量は218,977トンで、そのうち静岡県が72,269トンを占め日本一。全国のかつお一本釣り(遠洋)の漁獲量に占める本件の割合も同じく日本一。)

小学4年生の時には私も社会科見学で焼津港へ行き、冷凍されて水揚げされる多くの魚に驚いたものです。

では、なぜ焼津がカツオの町になったのか?
実は今日まで知らず…^^;


「新・にほん風景遺産
今が旬!初ガツオにわく港町~徳川家康が愛した焼津~」
という番組内で、興味深い話がありました。

天下統一した家康は漁船が軍事転用されることを恐れて、七丁櫓(オールが7本)までと規則を作ったのですが、自分の護衛をさせる機会が多かった焼津の漁船だけに八丁櫓(オールが8本)を許可したというのです。

そうしないと、護衛の船が置いてきぼりになってしまうから

そのおかげで、焼津の漁師だけが速く遠くまでカツオを追うことができ、カツオの町として発展したのだそうです。


この船で、伊豆大島まで行っていたというから驚きですね!
当時は、1本釣だったそうです。

焼津が全国でも有数の鰹節の生産地として知られているのは、家康に、八丁櫓(はっちょうろ)を許されていたから、というのも理由の1つなのですね。


江戸時代、国を治めるために様々な決まりを作った徳川家康。
その土地に根づいた だしや、その素材につながる背景を知るのも面白いです。

焼津のかつお節、なるほどね!


それでは、
静岡県を拠点に
だしのある生活を発信!
鳥居 つぐよでした☆


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